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【要約・書評】『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』寺澤 伸洋

この本で解ける疑問は?

  • GAFAでも通用する思考スキルとは?
  • 「考え」と「思いつき」の差とは?


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『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』って?

以前から気になっていたこの本。

感想を一言でいうと「新卒時代に最初に読みたかった本」ですね。

  • ロジカルシンキングのことを会話形式でわかりやすく
  • 実際の仕事で使いやすい形で教えてくれる

この本を読んでおくと、仕事を進めるうえでの一丁目一番地を知ることができます。

 

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(画像をクリックすると、PDFが開きます)

  • GAFAでも通用する人材になるためには、「思考力×伝達力×会議力」を鍛えておくとよい。

【思考力】

  • 「考える」とは「要素分解」すること。
    ★「なぜなぜ?」で深堀るよりも、「他にないか?」と横に思考を拡げるのが先
    ★分解するときは「視野」「視座」「視点」を意識する
    ★要素分解は思い付きでなく紐づきで考える
  • 思考するときはA3の紙に手書きする。いきなり作業に逃げない
  • 筋の良い要素分解をするためには知識を増やすこと。センスは不要

 【伝達力】

  • 人に伝える前に、ポイントを箇条書きにまとめておく
  • 人に動いてもらうためには自分の思考過程を明らかにすること
  • 人に動いてもらうために、話し方は話す内容と同じくらい重要
  • 魚を釣ってあげるのではなく釣り方を教えることが大事
    ★一度考えてもらった上で答えを教えるほうが相手は成長する
    ★逆に誰かの言いなりで仕事をこなすスタイルでは人は成長しない
    ★相手が将来、自分で仕事をこなせるように育ててあげること

【会議力】

  • 会議には「報告」と「決定」の2種類がある
    ★「決定」は関連各位との認識合わせが必要
    ★「報告」はメールでも済ませられる
  • 会議には議事録が不可欠
  • 会議の冒頭には、前回の議事録を読み直すと手戻りが減る
  • 議事録には「目的」「決定事項」を端的に書く。「誰が、何を、いつまでに」を具体的に
  • ファシリテーターは「会議を進める人」ではなく「会議を結論まで導く人」

いかがでしたでしょうか。

この本の何よりも凄いと思うのは、「堅苦しいロジカルシンキングについて、主人公の寺澤さんとスーパー上司Nさんのポップな会話形式で語られている点」です。

「自分の頭で考える」「わかりやすく伝える」「会議を目的ドリブンで進める」

そういった当たり前だけど最強のポータブルスキルについて、これほどわかりやすく解説している本はそう簡単には見つかりません。

自分のスキルを今一度見直したい方、部下にどう指導しようか悩んでいる方に強くオススメしたい一冊です。

学び

思考力も伝達力も会議力も全ては「議事録」にあらわれる

この本で何度も登場する「思考力×伝達力×会議力」。

そのすべてが凝縮されている成果物の1つが「議事録」だと思います。

  • 議事録の事前準備では、「どんな目的で、どんな論点について、どんな答えが出そうか」を考え抜く思考力が必要となる。
  • 会議の最中は、議事録を画面に移しながらファシリテーションする会議力が求められる。
  • 議事録をまとめるときは、会議に参加していない人が読んでもスッと入ってくるようにわかりやすく書き切る伝達力が求められる。

今日ご紹介した『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』でも指摘されていますが、やはり「議事録」はバカにできませんね。

私なりに「議事録を書く意義・利点」「議事録を爆速で書くスキル」についても解説していますので、よろしかったらこちらも是非ご覧ください。


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  • この記事を書いた人

Yusuke Motoyama

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。年間300冊読むなかで、絶対にオススメできる本だけを厳選して紹介します。著書『投資としての読書』。 Books&Apps(https://blog.tinect.jp/)にもたまに寄稿しています。Amazonアソシエイトプログラム参加中。 執筆など仕事のご依頼は、問い合わせフォームにてご連絡ください。

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