この本で解ける疑問は?
- なぜか上手くいかないオンライン会議…どうすれば?
- リアル会議にはない「オンライン会議ならではの価値」があるって本当?
『オンライン会議の教科書』って?
このコロナ禍で欠かせないスキルになった「オンライン会議スキル」。
ファシリテーターはもちろん、参加者1人ひとりにも、このスキルは強く求められています。
「なんとなく空気の読み合いでこなしてきたのに、オンラインでは上手く合意が握れない」
「話しても、相手が聞いてくれているのかイマイチわからない…自信がない」
…こういった悩みに直面している人も少なくないと思います。
そういった方に真っ先にオススメしたいのが、本書『オンライン会議の教科書』です。
オンライン会議が上手い人だけが持っていたノウハウが、ギュッとこの1冊に凝縮されています。
大船に乗ったつもりで、本書を購入いただいて大丈夫。
そうハッキリと言い切れるくらい良書でした。
(画像をクリックすると、PDFが開きます)
- まずは、なぜオンライン会議が上手くいかないのかを知る必要がある。その理由は2点ある。
- 第一の理由は、空気が読みにくいから。
言葉で伝えず非言語コミュニケーションで察し合う…ことができない。
同調や忖度ができない。
阿吽の呼吸が取りづらい。 - 第二の理由は、オンライン会議を「リアル会議の代替手段」だと思ってしまうから。
- では、どうすればオンライン会議を成功させることができるのか?その鍵は「SMART会議」にある。
- Straight(単刀直入に)
- 論点→理由→主張を明確に伝える
- 文末を曖昧にせずに言い切る
- ワケ(理由/原因/判断基準)を示す - Mindfull(今ここに集中)
- 内職、離席を減らす
- 相手の意見や表情に集中する - Active(活動的に)
リアル会議のテンションの「3割増し」で話す/聞く - Record based(記録を元に)
- ホワイトボードやA3紙に書いて映す
- オンラインのドキュメントを使う - Time-oriented(時間を意識)
「必要なときに」「小人数が」「短時間で」「何回も」会議を開く
いかがでしたでしょうか。
オンライン会議のエッセンスから具体的なルールやテクニックまで、全てこの1冊に詰まっています。
しばらくはこの本を読みながら、日々のオンライン会議を改善していければと思います。
学び
オンライン会議の良し悪しを決めるのは〇〇
〇〇に入るものは色々あると思います。
その内の1つが「議事録」です。
議事録はただの記録・証跡にあらず。
会議をファシリテートしながら議事録を取っていく。
そして会議の最後には、議事録を画面共有しながら、合意事項とToDoを振り返る。
これをやるだけで、「握ったつもりだったけど握れていなかった問題」があっという間にクリアできます。
…と書いてみたものの、「簡単に言わないでよ」と思いますよね。
なので、「会議中に書き切る高速議事録」のノウハウを以下の記事にまとめてみました。
こちらの記事も参考にしていただけると、とても嬉しいです。
【実は希少!?】会議の鍵を握る「高速議事録」スキル - BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで
とはいえ、「議事録」もあくまで会議の重要パーツの1つです。
リアル・オンラインに関係なく、「そもそものファシリテーションの本質」も同時に知っておく必要があります。
これについては、『世界で一番やさしい会議の教科書』を読んでみてください。
色々ある会議本の中で、断トツでオススメできます。
「本当か?」と思われた方向けに、解説記事も書いておりますので、少しでも参考になれば幸いです。
【1枚でわかる】『世界で一番やさしい会議の教科書』榊巻 亮 - BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで