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【要約・書評】『エクスポネンシャル思考』齋藤 和紀

この本で解ける疑問は?

  • 今起きている「エクスポネンシャル(指数関数的)」な変化とは?
  • テクノロジーに代替されないために、持つべき心構えとは?

『エクスポネンシャル思考』って?

ビジネス書やニュースで、少なくとも1週間に1回は、こんなキーワードを目にします。

「シンギュラリティ」「エクスポネンシャル」

わかるようで、わからない。
そんな状態のまま、1年くらい過ごしていたことに、ふと最近気がつきました。

一応「常に最新のトレンドをおさえた、ビジネス書の案内人」を目指している私としては、危機的な状態です。

そんな危機感から、今回は『エクスポネンシャル思考』を読んでみましたので、ご紹介します。

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  • 「エクスポネンシャル思考」とは、テクノロジーのメガトレンドを俯瞰し、これからペイするものに勝負をかける。モチベーションを殺さずに生きるための必須スキルである。
  • まず、今台頭してきている「既存の仕組みを大きく変え得るようなテクノロジー」を並べてみる。特定分野に固執することなく、複数のテクノロジーを並べて、俯瞰してみる。
  • 次に、これらの最新テクノロジーを使って、「ぶっ飛んだことを考えるクセ」を持つ。例えば、問いの立て方を「10%ではなく10倍を目指すには?」…と工夫するだけでも、ぶっ飛んだ考え方に近づくことができる。
  • そして、エクスポネンシャルなアイデアに適した「ツール」「戦略・シナリオ」「組織」「ゴール」を使えるようにしておく。例えば「ティール組織」など、最新の手法を常に取り入れておく。

 

 

学び

「よくわからないもの」との向き合い方が、今後の分岐点になる?

 

…いかがでしたでしょうか?

おそらく、まだ「わかるようで、わからない」という方も多いのではないでしょうか?
私もその一人です。

しかし、重要なのは、「次に、何がわかればいいか?」を明らかにすることです。
例えば、本書を読んだことによって、

  • 次は、3D・4Dプリンターの事例を読んでみよう
  • ティール組織」って何だろう?あ、書店で見かけたあれか!読んでみよう。

…こんな風に、次の学びのヒントを得ることができます。
エクスポネンシャルな思考をするためには、「まだ、誰もちゃんと理解できていないものを、先んじてキャッチする姿勢」が大事だと思うんです。

  • 「よくわからない」から、避けようとする人
  • 「よくわからない」から、知ろうとする人

テクノロジーに代替されるか否かの分岐点は、ここにある気がします。
そんな危機感や知識欲を掻き立ててくれる本でした。

 

  • 短期的なものよりも、長期的なもの
  • 顕在的なものよりも、潜在的なもの

…このような「よくわからないもの」「イメージしにくいもの」を視る力を養っていきたいと思いました、

明日から取れるアクション1つ

  • 「わかるようで、わからないキーワード」をまずは並べてみる

  • この記事を書いた人

Yusuke Motoyama

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。年間300冊読むなかで、絶対にオススメできる本だけを厳選して紹介します。著書『投資としての読書』。 Books&Apps(https://blog.tinect.jp/)にもたまに寄稿しています。Amazonアソシエイトプログラム参加中。 執筆など仕事のご依頼は、問い合わせフォームにてご連絡ください。

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