この本で解ける疑問は?
- 人生の成功って競争に勝つこと?
- 人生の成功って目標を達成すること?
『人生の成功とは何か』って?
最近は実用的な本ばかり読んでいたので、今回は「ゆっくり、深く、何度も向き合いたいテーマ」を探してみました。
「人生の成功とは何か?」
これは誰もが、生涯向き合い続ける問いの一つでしょう。
ところで、【1枚ではわからない】と題していますので、もはや本ブログの方向性と矛盾していますね。
ですが、たまには矛盾したことをするのも、人間らしくて良いのでは?
そう開き直り、今回は「人生の成功とは何か?」
この問いと向き合ってみます。
- 人生の最期に「この人生とまったく同じ人生を、もう一度生きよ」と問われ、「然り」と答えることができるならば、「成功した人生」と言えるだろう。
- 若い時期は、「勝者の思想」を抱いて、「競争への勝利=成功」だと信じて旅に出る。
しかし、いつしか、「この思想が人生から喜びを奪っていること」に気がつく。 - 同時に、自分の姿が客観視できるようになり、自分の心が見えてくる。そうして、自分が本当に辿り着きたい目的地が見えてくる。そのとき、「達成の思想」が芽生える。
しかし、年を重ねるうち、「目的地への到着は約束されていない」…この真実を知る。 - 同時に、目的地への歩みの中で、「成長することができた」ことに気がつく。「目的地に辿り着けるか定かではないが、力のかぎり限り成長し続けよう」と覚悟が決まる。こうした成長への歩み一つ一つが、かけがえのないものだと実感する。振り返った時に、「いい旅だった」と心から思えるようになる。
以上のように、要旨を抜き出してみましたが、書いていく中で気づきがありました。
「ああ、この本は、どのタイミングで読むかによって、要旨となる部分が大きく変わるな」と。
今、「勝者の思想」の限界の中で燻っているタイミングなのか。
あるいは、「達成の思想」の中で生き生きと過ごしているタイミングなのか。
こういった本は、読むたびに深い学びが得られるので、ずっと手元に置いておきたい一冊ですね。
僭越ながら、良い意味で「青臭い」。
そんな本でした。
学び
本書を通して次の学びを得ました。
要約に向かない本を要約する意味
今回のような本がまさに該当しますが、
- 読み手のバックグラウンドによって、得るものが大きく変わる本
- 文学
- 自叙伝
…こうした本は、もしかすると、要約には向かないのかもしれません。
人によっては、「要約すべきでない」といった主張もあるでしょう。
事実、僕自身も本記事を書いていて、「この本は、一概に要約できない」と感じました。
しかし、それでも要約したのには、理由があります。
それは、「この要約は当てにならないから、実際に本を読んでみよう」と思えるきっかけを提供できるからです。
本ブログの目的は、下記事でも述べたように、あくまで「本を買う決断をスムーズにすること」です。
時間が限られている人が、本ブログの要約を読むことで、
- この本の内容は、自分が知りたい内容と合っている。もっと深めたいから買ってみよう。
- この本の内容は、自分が知りたい内容ではない。買わずにおこう。
- この本の内容は、一概に要約できないはず。
人によって解釈が大きく異なる本だから、買って読んでみないとわからないな。
…こんな感じで、次のアクションに繋げることができると、この上ないなと。
まだまだそこまでは至らない内容かもしれませんが…
何はともあれ、また1つ学びを得ることができました。
本書にも書かれていたように、「一日の成長」を意識して、毎日行動していきます。
明日から取れるアクション1つ
- 一日の終わりに、「今日、何ができるようになったか?」を書き出してみる