この本で解ける疑問は?
- 仕事に忙殺される日々から抜け出すには?
- 「趣味を仕事に」「好きを仕事に」は幻想じゃないの?
- 「好きな事」を見つけるためにはどうしたらいい?
『LIFE STYLE DESIGN』って?
-Why-なぜ書かれたのか?
今回はいつもとやり方を変えて、本書のPROLOGUE(6~10ページ)の内容を、「背景」と「本書の目的」という形に整理してみました。
図1をご覧ください。
強引に簡略化すると、自らの「アイデンティティ」を確立するための新しい方法を伝授することが本書の目的と解釈できます。
-What-なにをすべきか?
では、自らの「アイデンティティ」を確立するためには、なにをすべきなのか?
まずは、反対に「やってはいけないこと」として、筆者は次のように述べています。
過去のやり方を模倣して、コツコツと知識や技術を積み重ねることは、これまでは「真面目だ」と評価されていたかもしれませんが、これからは違います。(38ページ)
その背景には、破壊的な技術や新しいビジネスモデルが次々と出現しているからでしょう。
これからは、誰も正解を知らない未知の領域に挑んでいく必要があります。
では、そういった未知への挑戦に必要なものは何か?筆者は次のように述べています。
そのために、必要なのが「個人のセンス」です。(40ページ)
(中略)
では、センスは何で磨かれるのか…?
それは、「遊び」と「好奇心」です。(41ページ)
なるほど、枠にとらわれない発想で、仕事をし、人生も設計していくために、「遊び」と「好奇心」が必要とのことです。
では「遊び」や「好奇心」を、どのように仕事や人生設計に結び付けるのでしょうか?
-How-どのようにすべきか?
筆者は、「人生をより良くデザインする22のポイント」として、次のようなポイントを提示しています。一部ご紹介します。
- 遊びは「人脈」「仕事」「アイディア」…すべてに結び付く
- これからは「好き」と「仕事」の距離がさらに近づいていく
- 好きなことを見つけ、つまみ食いしまくれ!
- …(4ページ)
好奇心を持って、いろいろな趣味や遊びに挑戦することが大事だと解釈できます。
私なりに、「好奇心・遊び」が、どのように「仕事・人生設計」に影響するか、本書を踏まえてストーリーを補足してみます。
- いろいろな趣味や遊びに、「つまみ食い」のように挑戦していく
- すると、だんだんと「自分が本当に好きな事」に出会える
- 「自分が本当に好きな事」に没頭し続けると、同じ趣味や好みを持った仲間が集まってくる
- 集まってきた仲間との会話の中で、「仕事」につながるような「アイディア」が生まれてくる
- そうして、集まった仲間と一緒に「自分が本当に好きな事」に没頭し続けた結果、それ自体がビジネスに成長していく可能性が出てくる
- 「新しい仕事=自分が本当に好きな事」を人生の軸にそえることができると、より幸福度の高い人生設計につながる
他にも、本書を通して得られるものが多くございました。
例えば、人生を豊かにするツールとして、家具や持ち物へのこだわりについても言及されています。
仕事とプライベート両方について「ライフスタイルのデザイン」の仕方を知ることができるので、続きが気になる方は是非読んでみてください。
斜め読みしていけば、1時間で読めてしまいます。
学び
この本を通して、「好きな事を仕事にするためには、好きな事に没頭する感覚を知ることが必要」だと学びました。
当たり前のことに思えますが、「好きな事に没頭する感覚」を意図的に作り上げるのが、意外と難しいです。
その方法に頭を悩ませていた時に、ある友人から次のヒントを頂きました。
自分が普段、お金をかけているものを、何か月分か洗い出してごらん。
そうすることで、「あ、意外とこんなことにお金をつかってたんだ」ということが可視化される。
その「意外とお金をつかっているもの」をテーマにブログでも書いてみると、結構夢中になれるよ。(by KNくん)
このヒントをもとに、まず、自分がお金をかけているものを洗い出しました。
すると「ビジネス書代」に結構お金を使っていることがわかりました。
自分にとっての「意外とお金をつかっているもの」とは「ビジネス書」だったのです。
幸いにも、文章を書くことは好きだったので、試しにブログを「つまみ食い」してみようと思い、始めてみたのが本ブログです。
※「なぜビジネス書が好きか?」という個人的な想いに興味を持って下さる方は次の記事をご覧ください。
実際にブログを書いてみると、これが結構夢中になれます。
私の現在のレベルは「好きなことに没頭している状態」といえます。
この「好きなことに没頭しているといえるか?」の判断基準は、「給料ゼロでも継続できるかどうか?」だと思います。
結果的に「お小遣いくらいのお金が入れば儲けもの」くらいに思えないと、継続は難しいと思います。
ただ、どうせなら「好きな事を仕事にする」というレベルまで持っていきたいので、アイディアをスピーディーに得るためにも、まずは「人脈」から作っていこうと思います。
明日から取れるアクション1つ
- 書評ブログを書いている方にコンタクトしてみる
(逆に、コンタクトもお待ちしております…)