スキルアップ マインドセット 書評

1年で37倍の差がつく?習慣化させたいスキルアップ本3+1冊

37倍

これは、「365日毎日1%ずつ成長した場合、1年間どれだけ成長できるか」を表したものです。

1.01の365乗=37.78

こんな計算式ですね。

 

逆に言うと、「365日毎日1%ずつ悪化していくと、1年後は約100分の3の実力」に落ちてしまいます。

0.99の365乗=0.03

こんな計算式です。

 

それくらい「習慣化」の力は、良くも悪くも恐ろしい力を秘めています。

「習慣化」を脅威と捉えるか、機会と捉えるか?

折角なら、「機会」と捉えたいですよね。

…ということで、今回は、「習慣化させたいスキルアップ本」を3+1冊ご紹介します。


どうやって習慣化するの?(+1冊)

まず、何を習慣化するか?

…を考える前に、「習慣化」のやり方から押さえておく必要があります。

そこで、「習慣化」について、現時点でもっともわかりやすく、かつ実践的だと思う本をご紹介します。

ちなみに、こういった本は適当に選んでいるわけではありません。

元外資系コンサル出身の意地とプライドにかけて、厳正な軸を使って、オススメ本を選ばせていただいています。

(「本当か?」と思う方は、下記の記事もご覧いただけますと幸いです)

では、早速「習慣化」のやり方について、本を紹介します。

『複利で伸びる1つの習慣』


https://www.amazon.co.jp/dp/4775942158

この本は、「習慣化」のメカニズムを見事に紐解いた本です。

「習慣化」の根幹をなすのが、習慣ループ「きっかけ、欲求、反応、報酬」の4つである。
きっかけが欲求を引き出し、欲求が反応を起こさせ、反応が報酬を与え、報酬が欲求を満たし、そして最終的にきっかけに結びつく。
…このループを意図的に回すことで、「習慣」を完成させる。

こんな方法論が「明日から実践できるレベル」で書かれています。

ちなみに本書の「ペライチ」は次の通り。

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余談です。私は「月曜断食」を習慣化しようとしていますが、この本『複利で伸びる1つの習慣』で学んだ方法論のおかげで、何とか習慣化できそうです。

何を習慣化するの?(3冊)

『insight(インサイト)――いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力』ターシャ・ユーリック


https://www.amazon.co.jp/dp/4862762700

まずは「自己理解」を習慣化させたいですよね。

「自分は何が好きで、何が得意なのか」

「相手から見て、自分はどんな人間として映っているか」

…こういった問いかけは、1日2日で答えを出せるものではありません。

毎日1%ずつでも、継続して向き合うことで、徐々に答えらしきものが見えてくるものです。

そんな「自己理解」を行う意義や、習慣化すべきアクションについてわかりやすくまとまっている本が、この『insight(インサイト)――いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力』です。

ちなみに本書の「ペライチ」は次の通り。

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この本について、もっと詳しく知りたい方は、こちらも是非ご覧ください。

『能力を磨く』田坂 広志

https://www.amazon.co.jp/dp/4534056842

AI時代に身につけるべき能力を、今のうちに少しずつ鍛えておくためにも、この本をご紹介します。

AI時代に身につけるべき能力を、筆者は「職業的能力」「対人的能力」「組織的能力」の3つだと説いています。

こういった能力は一朝一夕で獲得できるものではありません。

例えば「対人的能力」1つとっても、MTGや商談の後、参加者や顧客の無言のメッセージを推察して振り返る習慣を毎日毎日繰り返すことで、少しずつ身につく能力です。

このように、1つ1つの能力について、厳しくも丁寧に語ってくれる良書です。

そんな本書の「ペライチ」は次の通り。

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この本について、もっと詳しく知りたい方は、こちらも是非ご覧ください。

『すべての知識を「20字」にまとめる 紙1枚! 独学法』浅田 すぐる

https://www.amazon.co.jp/dp/4797399945

「知識を早く、血肉化」するために、習慣化すべきこと。

その方法の1つは「学んだことを紙1枚にまとめる」だと思います。

「別に、紙1枚じゃなくてもいいのでは?」

…こう思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、「ワード5ページ分の振り返り」を定期的に見返そうとは、あまり思えないですよね。

ですが、「紙1枚」であれば、見返すコストも小さくなります。

 

あとは、「紙1枚」に「意味のある情報」を抽出するスキルが必要になってきますね。

このスキルも一朝一夕で手に入るものではありません。

日々の鍛錬が必要になります。

「紙1枚にまとめるスキル」と「本で学んだこと」を血肉化するためにも、是非一度、本書を読んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに本書の「ペライチ」は次の通り。

この本について、もっと詳しく知りたい方は、こちらも是非ご覧ください。

いかがでしたでしょうか。

どれか1つでも「習慣化したい」と思えるものが見つかったのであれば、この上なく嬉しく思います。

  • この記事を書いた人

Yusuke Motoyama

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。年間300冊読むなかで、絶対にオススメできる本だけを厳選して紹介します。著書『投資としての読書』。 Books&Apps(https://blog.tinect.jp/)にもたまに寄稿しています。Amazonアソシエイトプログラム参加中。 執筆など仕事のご依頼は、問い合わせフォームにてご連絡ください。

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