この本で解ける疑問は?
- 本で読んだことを忘れないための秘訣は?
- 100分で本を血肉化する読書術とは?
『一生忘れない読書』って?
「100分で3回読んで、血肉にする超読書法」
このサブタイトルが気になって、つい手に取ってしまったのが本書でした。
本で読んだことというのは、読んだ直後は覚えた気になっていても、1週間も経てば忘れてしまうことが多々あります。
では、忘れないようにするためには、どうすればよいのか?
本書では、読書を血肉化するコツは「繰り返し」にあるといいます。
詳しく見ていきましょう。
(画像をクリックすると、PDFが開きます)
- 100分で3回読むことで、本の学びを血肉化することができる。
- まず1回目の読書では、全体像をつかむことに専念し、「捨てること」を意識しながら読んでいく。
★10分で本全体に目を通す。
★8割は捨てるつもりで読む
★「大事なことを拾いにいく」スタンスで
読む
★まず「終わりに」から読む
★読む価値が無い本に出会ったら、
すぐに読むのをやめる - 次に2回目の読書では、詳細をじっくり理解していく。
★50分でじっくり読む
★「すぐ必要な本」と「すぐ必要で
ない本」の両方を読む
★言葉を額面通りに受け止めるのでは
なく、言葉の裏側にある思い、
言葉に表現し切れなかった
思いにもアンテナを張る
★重要だと思うところに
黄色マーカーを引く - 最後に3回目はメモを書きこみながら読んでいく。
★40分で深読みする
★重要だと思うところに
赤色マーカーを引く
★本に直にメモ書きをする。
書くことで思考は完成する
★著者が言っていることを、
自分の言葉、自分のシチュエーション
に置き換えてみながら、メモを書く
★著者への同意や反対、
質問をメモ書きしてもいい
いかがでしたでしょうか。
1回読むだけではダメ。時間をかけて読んでもダメ。
大事なのは「読んだ回数」であり「繰り返した回数」であると。
それが本書の一番のメッセージだと理解しました。
何ともシンプルでわかりやすいメッセージですよね。
学び
自分のタイプにあった読書術を選ぶ
ちなみにBIZPERA(ビズペラ)では、読者のタイプに応じて、読書術の本をご紹介しています。
以下の図をご覧ください。
大きくは「読書が得意か苦手か」と「サクサク読みたいか、じっくり読みたいか」の2軸に分類しています。
今回の『一生忘れない読書』は、読書が得意か苦手かは関係なく、サクサク読みたい人が好みそうな手法が書かれています。
私も「サクサク読みたい派」なので、『一生忘れない読書』はうんうんと頷きながら読むことができました。
サクサク読みたい派のみなさま、是非ご一読を!