ブログ運営 番外編

「本を買う決断をスムーズに」~このブログの存在意義を定義してみた~

今回は【番外編】として、本ブログの存在意義について検討してみました。

もちろん趣味で「面白い」から書いているのですが、せっかくなら「世の役に立てるようなブログ」を目指してみようかと。

そこで、

  • そもそも、ブログを通して、読者にどうなってほしいのか?
    ブログを通して読者に提供したい価値で述べる
  • 他の媒体やブログとの違いって何なのか?
    「不便さ」解消に向けた本ブログのポジショニング戦略で述べる
  • どうやって価値を高めていくのか?
    ブログの価値向上に向けた戦術で述べる

といった論点を再考することで、「本ブログの存在意義」を見出したいと思います。

ブログを通して読者に提供したい価値

「本を買う決断をスムーズに」

これが、私がブログを書くことで、読者の皆様に提供したい価値です。

解消したい「不便さ」

例えば、次のような、本を買うときのちょっとした「不便さ」を感じたことはないでしょうか?

  • 本を買うときは、「タメになることが書かれているか」をじっくり確かめてから買いたい。でもAmazonや楽天だと、本の詳細まではわからないから、たまに「ハズレ」の本を買ってしまうことがある…。
  • かといって、本を買うために、いちいち本屋に足を運ぶのは面倒くさい…。

私もだいたいの本はAmazonで買うのですが、買うか買わないかの判断に使える情報が、詳しく書いてあっても目次レベル。
あとはレビューの★の高さくらいでしょう。

ただ、レビュー数が10前後の書籍だと、「サクラやステマ」で評価が吊り上がっているケースもありますので、特に新作の本を買う際には、あまり当てにしないほうがよいでしょう。

そうなると、やはり書店に行って、本の中身を見たうえで、買うか買わないかを決めないといけませんが、これが面倒くさい。
最寄り駅や家の近くに書店があればいいのですが、図1*1にもあるとおり、1999年から2017年にかけて、書店数は約半分。書店は減る一方です。

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図1

今後もこの傾向が続くと、「書店に行ってから、本を購入する」という行動すら取りづらくなるでしょう。

「不便さ」解消に向けた本ブログのポジショニング戦略

以上に述べた「不便さ」を解消し、本を買う決断をスムーズにすべく、本ブログは、どのようなポジションを取ればよいのでしょうか?

私が出した答えはこれです。図2をご覧ください。

図2
  • 第一に、デジタル媒体とすることで、書店に足を運ばずとも「いつでも、どこでも」本を買うことができます。
    しかし、これだけだとAmazonや楽天といったECサイトと全く変わりません。

  • 第二に、本を買うために必要な情報量を充実させることで、「本を買う決断に必要な要点」を知ることができます。

この2点を掛け合わせることによって、「書店にもECサイトにも真似できない価値」が出せます。

少々大げさかもしれませんが、「読者がいつでも、どこでも、本を買う決断をスムーズに下せるお手伝い」を担うのが、本ブログだと考えます。

 

ブログの価値向上に向けた戦術

ですが、良いポジショニングができたとしても、そもそも「ブログとしての価値」が低ければ何の意味もありません。

そこで、ブログの価値を上げるための戦術を検討してみます。

ブログの価値の分解

ところで、そもそも「ブログの価値」とは何で決まるのでしょうか?

当たり前ですが図3のように、

  • ブログの価値=記事の「量」×記事の「質」

…という点は疑いの余地は無いでしょう。

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図3

ブログの価値を上げるためには、まず記事の「量」を増やす必要があります。

「量」についての戦術

記事の「量」が少ないと、読者が「名著」に出会う機会も提供できなくなります。

ですので、ペースを落とさず、毎日1記事(少なくとも3日に1記事)投稿を目指してまいります。

記事の「質」の分解

次に「質」について考えてみます。私は図4のとおり、

  • 記事の「質」=わかりやすい「型」×充実した「中身」

…だと考えます。

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図4

「型」についての戦術

「型」というのは、記事のわかりやすさと定義します。

いくら中身がよくても、難解な文章や、めちゃくちゃなロジック、びっしりと多い文章だと、読者は読んでくれません。

読んでくれない限り、いくらよい中身の記事でも、その価値はゼロです。

ですので、具体的にはコンサルとしてのスキルを活かして次の戦術を取っていきます。

  • 「構造化」された文章で書く
  • わかりやすい「図解」をなるべく用いる

充実した「中身」の分解

こちらは図5のように、

  • 充実した「中身」=知識+知恵

…と定義してみました。

足し算なのは、別に知識だけでも、知恵だけでも、十分ブログとしては成り立つからです。

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図5

知識についての戦術

特にありません。というのも、本を通して知識を得てもらった方が早いからです。

知恵についての戦術

こちらは、コンサルとしての考え方や経験を交えた文章にすることで、他のブログに無い価値を出していきます。

  • 書籍の学びは、他にどう応用できそうか?
  • 書籍を読んで具体的な行動に結びつけられるか?

…といった点も盛り込むことで、「本紹介プラスアルファの価値」を目指します。

まとめ

以上を簡単におさらいします。

  • そもそも、ブログを通して、読者にどうなってほしいのか?
    スムーズに本を買う決断をしてほしい
  • 他の媒体やブログとの違いって何なのか?
    いつどこでも、本を買うための情報が手に入る
  • どうやって価値を高めていくのか?
    投稿量は最低でも週1回を維持しつつ、コンサルのスキルや経験を活かして記事の質を高めていく

今後も本ブログの価値を高めるべく努力してまいりますので、
何卒、ご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。

  • この記事を書いた人

Yusuke Motoyama

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。年間300冊読むなかで、絶対にオススメできる本だけを厳選して紹介します。著書『投資としての読書』。 Books&Apps(https://blog.tinect.jp/)にもたまに寄稿しています。Amazonアソシエイトプログラム参加中。 執筆など仕事のご依頼は、問い合わせフォームにてご連絡ください。

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