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【厳選5冊】ビジネスパーソンの「学び方」本(要約つき)

本記事で紹介する本のペライチたち

なぜ今、「学び方」なのか?

  • 人生100年時代になったらしい
  • 80歳まで働かないと、老後がもたないってよ
  • トヨタ社長の「終身雇用は難しい」発言、聞いた?
  • 「ドッグイヤー」「マウスイヤー」…要は、スキル・専門性の賞味期限が短くなっているらしい…

最近はこんなテーマがホットですね。

ここからどんなメッセージが、読み取れるでしょうか?

「キャリアチェンジが当たり前になる」

…これでしょうね。

今まで培った成功体験やスキルに囚われることなく、常に「現在や将来、必要とされている力」を磨き続ける必要がある。

つまり、大人になっても「学び」続けないといけない。

機会と脅威

…ここまで聞いて、おそらく2パターンの反応があるでしょう。

1つ目は、上記のトレンドを「脅威」だと感じた人。
2つ目は、「機会」だと感じた人、

どう感じるかは、読み手の自由だと思います。
しかし、折角なら「機会」だと捉え直したいですよね。

「機会」だと捉えるためには、「学び続ける力」が必要になります。

実際、「The Future of Skills : Employment in 2030」でも、2030年に必要とされるスキルの1番目に「戦略的学習力」を挙げています。

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(引用元:https://newspicks.com/news/3804117

自分で学ぶしかない

「じゃあ、しょうがないから、自社の研修でも受けるか」

…そう思う人もいらっしゃるでしょう。

しかし、そんなに企業に期待しないほうがいいです。

下のグラフを見てください。
こちらは、「内閣官房 ⼈⽣100年時代構想推進室」の資料のグラフに、私が赤線を加えたものです。
この数字は、「1人あたりに企業が出してくれる教育訓練費」の推移を示しています。

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(引用元:http://wwwa.cao.go.jp/wlb/government/top/hyouka/k_42/pdf/s3-1.pdf

このグラフが言いたいことはシンプルです。

「企業は、社員の教育にお金を出してくれなくなっている」

もちろん、今後この数字が再び上昇する可能性もゼロとはいいません。

しかし、そんな「不確か」なものを信用するよりも、自分で学ぶ習慣を身につけた方が「確か」です。

だから、

  • 今このタイミングから
  • 自分で
  • 学ぶ

…これが必要なのです。

すごく前置きが長くなりましたが、こんな理由で、

今回は「学び方を学べるビジネス書」を5冊お届けします。

『働く大人のための「学び」の教科書』中原 淳

入門編として、まずオススメしたい本がこちらです。

立教大学の教授である中原淳さんが書かれた本ですが、びっくりするくらい、わかりやすいです。

学びの原理原則や、読んですぐ実践できる行動が、ソフトかつファクトに基づいて紹介されています。

個人的には、「フィードバックの貰い方」が一番参考になりました。

「何に対して、どんなフィードバックを貰えばいいか?」
…この問い、意外と盲点で、かゆい部分ですよね。

こんな「かゆいところまで手が届く答え」が用意されています。

※本書の要約・書評はこちら

『27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力』グロービス

これは、グロービスMBAに通う社会人学生へのインタビューで得たファクトが盛り込まれたビジネス書です。

「27歳」と書いてありますが、個人的には「どんな年齢層にも学びがある本」だと評価しています。

本書は、学びの方法論を「インプット→振り返り→アウトプット→フィードバック→インプット…」のサイクルをわかりやすく体系化しています。

読んだその日に実践できるコツが「57個」も手に入る点も、魅力の1つでしょう。

※本書の要約・書評はこちら

『すべての知識を「20字」にまとめる 紙1枚! 独学法』浅田 すぐる

「本質を抜き出す学び方」なら、間違いなくこの本がオススメです。

何より、本書で紹介されているツールが秀逸です。

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(引用元:『すべての知識を「20字」にまとめる 紙1枚! 独学法』)

このツールを使うだけで、「学びをシンプル化するクセ」をメキメキと鍛えることができます。

僕も実際に、このツールを使ってみましたが、この威力に驚きました。
試しに、本書の内容を、「20字でシンプルに」まとめてみましたので、下記の記事も是非ご覧ください。

『一流の学び方』清水 久三子

この本は、「概念の理解→具体の理解→体系の理解→本質の理解」のステップで、学びの方法論を教えてくれます。

中でも

  • 体系の理解
  • 本質の理解

…この2つを達成する方法は、僕も真似しています。

例えば、「本質の理解」。

  • (謙虚)=(プライドの低さ)×(志の高さ)

…このように、物事を「因数分解」することで、本質を捉える方法論が学べます。

ちなみに僕は、先ほどの『すべての知識を「20字」にまとめる 紙1枚! 独学法』のツールと組み合わせて使っています。

※本書の要約・書評はこちら

『Learn Better』アーリック・ボーザー

「学びについて科学したい」

そんな方にオススメしたのが、この本です。

著者は米国先端政策研究所の研究者で、本書も「米Amazon2017年ベスト・サイエンス書」に選出されています。

内容の説得力が高いのはもちろんですが、意外とスラスラ読めてしまいます。
訳者の力かもしれませんが、平易な言葉遣いで表現されている点も、本書をオススメしたい理由の1つです。

中でも最も印象的だった学びがこれでした。

「まだ理解していないものの中で、最も易しい題材を選ぶ」

このような、シンプルだけど強力な方法論が盛りだくさんです。

いかがでしたでしょうか?

少々大袈裟かもしれませんが、これからは「学び方改革」の時代なのかもしれません。
学ばない人は脅威にさらされて、学ぶ人は機会を掴み取る。
そんな世の中になるかもしれません。

10年後この記事を読み返したときに、「やっぱりこの記事書いてよかった」といえるといいなぁ。

  • この記事を書いた人

Yusuke Motoyama

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。年間300冊読むなかで、絶対にオススメできる本だけを厳選して紹介します。著書『投資としての読書』。 Books&Apps(https://blog.tinect.jp/)にもたまに寄稿しています。Amazonアソシエイトプログラム参加中。 執筆など仕事のご依頼は、問い合わせフォームにてご連絡ください。

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