この本で解ける疑問は?
- 創造力を呼び出すために必要な習慣とは?
- 創造性を高めてくれる要素と、創造性を妨げてしまう要素は?
https://www.amazon.co.jp/dp/4484201038
『Creative Calling(クリエイティブ・コーリング)』って?
今回は「創造力=自分の想いを表現し切る力」がテーマです。
最近はコロナの影響もあり、人と会う時間が減った分、1人になる時間が増えた人も多いのではないでしょうか?
1人になる時間があると、あれこれ自分が考えたいことを、色々と妄想することができます。
個人的にはこの妄想タイム、大好きです。
しかしですよ、あれこれ妄想したものを、妄想しっぱなしで終わらせてしまう…これって勿体ないですよね。
「折角なら、妄想したことを表現して、周囲に共有してみたい」
「でも、周囲の目が気になって、なかなか共有できない」
「そもそも、自分には創造力なんてないんだ」
…こんな風にモヤモヤされている方、オススメの良本を発見しましたので、是非最後までお付き合いください。
(画像をクリックすると、PDFが開きます)
- 本書の言いたいことを一言でいうと、"人の目を気にすることなく、自分が創りたい作品を創るための心構え「IDEA」を習慣化しよう"ということ。
- Imagine(想像する)では、次のことを心がけてみると、自分が心の奥底で抱いている想いに気付くことができる。
第一に、自分の恐れや痛いと感じる所を吐き出してみること。
第二に、「自分は正しい方向に進んでるんだ」と直感で思ったら、徹底的にそれに焦点を当てること。
第三に、ルール違反を思い切ってやってみること。 - Design(設定する)では、創造性を妨げるものを取り除き、創造性を高めてくれるものを取り入れることが大事。
★創造性の妨げとなるものを避ける
- SNS
- ニュース
- メール
- オーバーワーク
★創造性を高めてくれるものを増やす
- 必要な技術を磨く
- 専門外の技術も磨く
- 瞑想
- 体を動かす
- いい食事
- 適度な水分補給 - Execute(実行する)では、とにかく考えるよりも手を動かしまくる。
★1日目
ひとつ作品を完成させる。作品に対しては一切評価をせず、ただ完成させる
★2日目
前日の作品にもう1度取り組む。前日の作品をベースにより良いものを創る
★3日目~4日目
2日目と同じことを繰り返す
★5日目
もう十分いい作品になったとみなし、次の作品に取りかかる - Amplify(ふくらませる)では、仲間を見つけて、観客を増やしながら、作品を世に出していく。
★仲間を見つける
ベースキャンプとなるコミュニティに参画する
★観客を獲得する
作品で世にインパクトを与えたいなら、
「もの創りと宣伝にかけるエネルギー」と
「観客の獲得にかけるエネルギー」は半々がちょうどいい
★作品を世に送り出す
自分と自分の作品は別物だと心得る
発表→宣伝→コミュニティを拡げる→想像…のサイクルを繰り返し回す
いかがでしたでしょうか。
個人的には、「創造に必要な習慣とは何たるか?」が身に染みてわかる良書だと思いました。
中でも「創造性を妨げるもの、高めてくれるもの」は1つ大きな学びでした。
「何かわからないけど、クリエイティブなことに挑戦してみたい」と思っている方にオススメの一冊です。
学び
「創造力」「クリエイティビティ」系の本たちを整理してみた
今回ご紹介した『Creative Calling(クリエイティブ・コーリング)』も凄く読み応えがある良書でしたね。
一方で、最近は「創造力」「クリエイティビティ」などをテーマにした本も増えてきていて、一体何から読めばいいのか、わかりづらいかと思います。
そこで、何冊か読んでみた感触から、私なりに「創造力」「クリエイティビティ」系の本の位置づけを整理してみました。
下記の図をご覧ください。
まず、創造するにあたってのマインドセットを学びたい場合は、『Creative Calling(クリエイティブ・コーリング)』がオススメです。
オススメのポイントは、この記事に書いた通りです。
次に、創造するためのスキルセットを学びたい場合、2段階に分けてみると理解がスムーズになります。
第1段階は、創造するスキルです。
これは『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』がオススメです。
オススメポイントは下記の記事をご覧いただけると嬉しいです。
第二段階は、創造したことを実行に移すスキルです。
これは『ひとりの妄想で未来は変わる VISION DRIVEN INNOVATION』がオススメです。
妄想を妄想で終わらせずに、ビジネスに落とし込んで実行し切るためのポイントが体系的に記されています。
せっかくのゴールデンウイーク、「創造力」「妄想」「クリエイティビティ」をキーワードに本を読み漁ってみてはいかがでしょうか。