書評 番外編

良い本を選べていますか?コンサルが語る「本を選ぶ考え方」

今回は「本の選び方」の1つとして、私なりの考え方をご紹介します。

本ブログで紹介する本の選び方

このブログで紹介する本は、別に「売れそうな本」とか「最近流行りの本」なんかを基準にはしていません。

純粋に「私が実際に読んでみて、良かった本」を紹介しています。
では、その良かった本とは、何をもって「良かった」と言っているのか?

今回は、「皆さまに紹介する本の選び方」を「論理的」に説明したいと思います。

この「本の選び方」は2点ございます。

  1. 「ビジネスの基礎体力のどの部分を鍛える本か?」をクリアに
  2. (表現)×(中身)の2軸でフィルタリング

この記事を通して、「自分なりの本選びの考え方」のヒントを1つでも得ていただくことができたならば、この上ない喜びです。

1. 「ビジネスの基礎体力のどの部分を鍛える本か?」をクリアに

本を読む際には、まず「目的意識」が必要です。
ビジネスのどのスキルを、どう伸ばしたくて、どの本を読むのか、と考えていかないといけません。

そこで図1をご覧ください。

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図1

この図は「ビジネスの基礎体力を体系化したもの」です。
本ブログでも何度か登場させています。

もし「ビジネスの基礎体力の体系化」に興味がある方は、下記の記事をご覧ください。

【保存版】読みたい本に出会える!ビジネス書カテゴリーマップ

 

話がそれましたが、本ブログでは「ビジネスの基礎体力の、どの部分を鍛える本か?」を明確にお示しできるビジネス書をご紹介しています。

例えば、下記の記事は「深く考える・広く考えるスキルを鍛えるための本」として紹介しています。

「自分の頭で考えろ」に困っているあなたへ!『知的複眼思考法』苅谷 剛彦

 

逆にいえば、「どこを鍛える本か、ようわからんビジネス書」は一切紹介していません。

皆さんも本を選ぶ際には、「どのビジネススキルを磨く本か?」を明確にしてから、本を手に取るとよいかもしれません。

 

2. (表現)×(中身)の2軸でフィルタリング

「ビジネスの基礎体力の、どの部分を鍛える本か?」をクリアにした後の話に移ります。

その本が「良書かどうか」を見分ける軸として、私は図2のように考えています。

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図2

ビジネス書として良書かどうかは、(表現)×(中身)の2軸で決まると思います。

要は、次の2点を満たす本が、ビジネス書としては「良書」だと思うのです。

  • 表現が中学生でもわかるような分かり易さで
  • 中身が経験や論理に裏付けされた深いものになっている

もちろん、「読むのに時間がある古典」なども良書の類には入るのでしょうが、
「すぐに実践に移すこと」が求められるビジネス書においては、図2の2軸を満たすような本が良書だと思います。

まとめ

  • 本を選ぶ際は2つの観点で「考えて」選んでいく
  • 第一に、「ビジネスの基礎体力のどの部分を鍛える本か?」をクリアにする
  • 第二に、(表現)×(中身)の2軸でフィルタリングをかける
  • この記事を書いた人

Yusuke Motoyama

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。年間300冊読むなかで、絶対にオススメできる本だけを厳選して紹介します。著書『投資としての読書』。 Books&Apps(https://blog.tinect.jp/)にもたまに寄稿しています。Amazonアソシエイトプログラム参加中。 執筆など仕事のご依頼は、問い合わせフォームにてご連絡ください。

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