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今回は、3月に読んだビジネス新書の中から、特にオススメしたい3冊をご紹介します。
「え、なぜ新書なの?」と思われた方。
実は新書は、ハードカバーと比較して、安さ以外にもたくさんの魅力を持っています。
「新書にはどんな魅力が?」と思われた方は、下記の記事を是非ご覧ください。
それでは発表していきます。
『発想力』大前 研一
経営コンサルタントと聞いて真っ先に頭に浮かぶ方は、大前研一氏でしょう。
その大前氏の知見を1,000円以下で知ることができる本がこちら。
「発想力」と聞くと、何やら選ばれし者だけが持っている能力に思えます。
しかも著者は大前氏。
ソースは不明ですが、IQが200以上もあると言われている方ですから、「天才がいっていることは、やっぱりよくわかんない、となるのでは?」と疑問が浮かぶ方もいらっしゃるでしょう。
でもご安心ください。
「発想力」という雲を掴むようなテーマについて、ここまで「再現性」を持たせて書かれた本は見たことがありません。
新書の中でも群を抜いたクオリティを、是非体験してみてください。
『<問い>の読書術』大澤 真幸
この本は、著者が、25冊の本に対する書評を一冊にまとめたものです。
著者の大澤氏は元京都大学教授で社会学者の方です。
書評家としても有名で、社会学者独自の視点で、書籍の内容を起点に、切れ味鋭い論を展開されています。
そんな大澤氏の書評が25冊分一気に読める、お得な本が『<問い>の読書術』です。
本書を読むと、「読書の中で"問い"を立てることがいかに重要か」「"問い"を立てるとはどういうことか」が分かります。
ただし、「問いの立て方」といった方法論は語られていません。
「自分の背中を見て、問いの立て方を盗んでみろ」と言わんばかりの気概が伝わってきます。
書評の対象は、経済学の本から、『オレたちバブル入行組』のような小説まで、幅広く扱われています。
あらゆるテーマに対して、「問いを立て、論を展開」されている点も、本書の魅力です。
是非、手に取ってみてはいかがでしょう。
『人は、誰もが「多重人格」』田坂 広志
「多重人格」と聞いて、皆さんはどのような印象を抱きますか?
おそらく「マイナスの印象」を抱く方も少なくないでしょう。
本書は、そんな固定観念を覆してくれます。
「人格は才能の本質である」
この主張には驚きますよね。
本書は、「なぜ多重人格が才能の一つなのか?」「どうやって多重人格を育てるか?」という問いに答えてくれます。
しかも「対談式」で書かれていますので、読みやすさも抜群です。
自分の才能に悩んでいる方、1,000円以下でその悩みに答えてくれる本が、本書です。
いかがでしたでしょうか?
4月はハードカバー本を中心に読書しておりましたので、そろそろ新書も読もうかと思います…