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【月間コスパ大賞】新書・文庫でこのクオリティ!?(2019年3月の部)

(出典:https://unsplash.com/photos/_SdoUGFBhnI

今回は、3月に読んだビジネス新書の中から、特にオススメしたい3冊をご紹介します。

「え、なぜ新書なの?」と思われた方。

実は新書は、ハードカバーと比較して、安さ以外にもたくさんの魅力を持っています。

「新書にはどんな魅力が?」と思われた方は、下記の記事を是非ご覧ください。

それでは発表していきます。

『発想力』大前 研一

https://amzn.to/2UzjCLT

経営コンサルタントと聞いて真っ先に頭に浮かぶ方は、大前研一氏でしょう。

その大前氏の知見を1,000円以下で知ることができる本がこちら。

「発想力」と聞くと、何やら選ばれし者だけが持っている能力に思えます。
しかも著者は大前氏。
ソースは不明ですが、IQが200以上もあると言われている方ですから、「天才がいっていることは、やっぱりよくわかんない、となるのでは?」と疑問が浮かぶ方もいらっしゃるでしょう。

でもご安心ください。
「発想力」という雲を掴むようなテーマについて、ここまで「再現性」を持たせて書かれた本は見たことがありません。

新書の中でも群を抜いたクオリティを、是非体験してみてください。

『<問い>の読書術』大澤 真幸

https://amzn.to/2PmEO6C

この本は、著者が、25冊の本に対する書評を一冊にまとめたものです。

著者の大澤氏は元京都大学教授で社会学者の方です。

書評家としても有名で、社会学者独自の視点で、書籍の内容を起点に、切れ味鋭い論を展開されています。

そんな大澤氏の書評が25冊分一気に読める、お得な本が『<問い>の読書術』です。

本書を読むと、「読書の中で"問い"を立てることがいかに重要か」「"問い"を立てるとはどういうことか」が分かります。

ただし、「問いの立て方」といった方法論は語られていません。
「自分の背中を見て、問いの立て方を盗んでみろ」と言わんばかりの気概が伝わってきます。

書評の対象は、経済学の本から、『オレたちバブル入行組』のような小説まで、幅広く扱われています。
あらゆるテーマに対して、「問いを立て、論を展開」されている点も、本書の魅力です。

是非、手に取ってみてはいかがでしょう。

『人は、誰もが「多重人格」』田坂 広志

https://amzn.to/2PlEPYF

「多重人格」と聞いて、皆さんはどのような印象を抱きますか?

おそらく「マイナスの印象」を抱く方も少なくないでしょう。

本書は、そんな固定観念を覆してくれます。

「人格は才能の本質である」

この主張には驚きますよね。

本書は、「なぜ多重人格が才能の一つなのか?」「どうやって多重人格を育てるか?」という問いに答えてくれます。

しかも「対談式」で書かれていますので、読みやすさも抜群です。

自分の才能に悩んでいる方、1,000円以下でその悩みに答えてくれる本が、本書です。

いかがでしたでしょうか?

4月はハードカバー本を中心に読書しておりましたので、そろそろ新書も読もうかと思います…

  • この記事を書いた人

Yusuke Motoyama

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。年間300冊読むなかで、絶対にオススメできる本だけを厳選して紹介します。著書『投資としての読書』。 Books&Apps(https://blog.tinect.jp/)にもたまに寄稿しています。Amazonアソシエイトプログラム参加中。 執筆など仕事のご依頼は、問い合わせフォームにてご連絡ください。

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