この本で解ける疑問は?
- 明日から定時退社するための秘訣は?
- 仕事が速い人と遅い人の決定的な違いは?
https://www.amazon.co.jp/dp/456984667X
『仕事が速い人は、「これ」しかやらない 』って?
「平日の3/5は定時に仕事を終える」
しれっと私がポリシーにしていることです。
しかし、中々うまくいかない…
来たメールやチャットは気になってすぐ開いちゃうし、気付けばたくさんの会議が入っている…
そして「さあ作業をやろう」と思ったら夕方になっている…
こんあ状況を打破したいと思って、『仕事が速い人は、「これ」しかやらない 』を手に取ってみました。
(画像をクリックすると、PDFが開きます)
- 第一の原則は、あらゆることに「期限」を決めること。
★人は与えられた時間を全て使おうとする
★人は期限を決めれば、それに合わせて仕事を進める - 第二の原則は、5秒ルール。
★人は5秒後には「やらない言い訳」を考え始める
★「まず1回」に早めに着手すれば、作業興奮が働いて集中できる - 第三の原則は、動きながら考える習慣をつけること。
★動いてみないと本当に大切なポイントはわからない
★人生は「見たり」「聞いたり」「試したり」の
3つの知恵でまとまっているが、一番大切なのは「試したり」である - 第四の原則は、すべての仕事を「細分化」すること。
★大きくて難易度が高い仕事を細分化して、
「楽な仕事」へと変化させていく - 第五の原則は、他人の時間を上手に使うこと。
★本当に自分がやるべき仕事なのか問い質す
★任せた相手にもプラスを生み出せるような
WIN-WINな任せ方をする - 第六の原則は、仕事は「時給」で考えること。
★費用対効果を時給で考えると「損か得か」がわかりやすい
★金額や時間だけでなく、その変化がもたらす
感情や満足度の側面も考慮する - 第七の原則は、やらないことを決めること。
★やらなくてもいい業務を1つでも多く発見して
「やめる」ことを決断をする
いかがでしたでしょうか。
1週間に1個ずつ、この原則を実現できるようになると、仕事の効率が劇的に上がりそうですよね。
この本を読むと、これらの原則をどうやってアクションに落としていくのかが、スッと頭に入ってきます。
これまで見てきた効率化本の中でも、迷いなくオススメできる一冊です。
学び
「やらないこと」を決める軸
本書の中でも、個人的には「やらないことを決めること」のインパクトは相当大きいと思います。
特に「やらないこと」をどう選ぶのか?
この基準は厳しく設定しておいた方が良いと思います。
そこで今回は「やらないことを選ぶ基準」を深堀してみようかと。
理想論は、この図の右側の仕事時間を増やしていき、左側の仕事時間を最小化していくイメージです。
要は、「自分の志向性にも強みにも触れない、土俵外の仕事」は取りにいかないスタンスですね。
まず、「自分の土俵外×やった方がいい仕事」の場合。
やった方がいい仕事は、裏を返すと「やらなくても支障がない仕事」です。
「やらないより、やった方がいいよね」くらいのテンションの仕事なので、断るロジックも比較的作りやすいはずです。
もしくは「やらなくても問題ないなら、そもそもやる必要なくない?」と突き返すのも有効的ですね。
「やらないより、やった方がいい仕事」を何でもかんでも拾おうとすると、時間がいくらあっても足りません。
まずは「自分の土俵外×やった方がいい仕事」の本数を極力ゼロにする努力をしてみてもよいかと。
次に、「自分の土俵外×やるべき仕事」の場合。
これが難しくてですね。「やらないとマズい仕事」なので、仕事自体を無くすことはできません。
ですので、「自分より得意な他の人にお願いできないか」を必死で考える必要があります。
やはり「自分の土俵外の仕事」をしている時間は、中々成果が出せず、ストレスに感じますよね。「負け戦」です。
負けるのがわかっているなら、勝てる人にお願いしたほうが、組織にとっても自分にとってもハッピーなはずです。
…こうした「やらないこと」を調整して浮いた時間を使って、下記のようなポートフォリオを組めると理想でしょう。
- 「自分の土俵内×やるべき仕事」にリソース投下して、確実に成果を上げて信頼残高を積む
- 「自分の土俵内×やった方がいい仕事」には少しずつリソースを投下しながら育てる。そして「やるべき仕事」に育てる
以上のように書いてみましたが、「絵に描いた餅」で終わらないよう、しっかり実践していこうと思います。