この本で解ける疑問は?
- 忘れない学び方とは?
- 本質的の探究に特化した学び方とは?
- どうして紙1枚にまとめると、学びがはかどるの?
『すべての知識を「20字」にまとめる 紙1枚! 独学法』って?
「紙1枚」
これは本ブログの生命線ともいえるキーワードです。
だからこそ、「紙1枚=ペライチ」にまとめるスキルを日々鍛錬し続けることが大事になってきます。
そんな中、いつものようにAmazonを探検していたところ、本書と出会いました。
「これは、ペライチスキルを磨くチャンス」と思い、このビジネス書を読んでみました。
そんな本書では、「紙1枚」に学びを整理する道具として、図1のフレームが紹介されていました。
おそらく、幾度となく改良を重ねた結果、辿り着いた形が図1のフレームなのでしょう。
「一体、どれくらい効果があるのか?」
これを検証するために、今回の「ペライチ」は、図1のフレームに沿って作ってみました。
ということで、こちらをご覧ください。
使ってみた感想ですが…
「本質的な学びを抽出するには、もってこいのツール」です。
使い方を掻い摘むと、次のとおりです。
- 左上に日付とテーマを書く。右上に目的を書く。
- 真ん中の16マスには、「目的と関係あるフレーズ」だけを、端的に表す。
- 16マスの中で、共通する要素には、赤ペンで印をつける。
- 一番下に、20字前後で、学びを要約する。
…さて、「本質的な学びが得やすいカラクリ」に気付きましたでしょうか?
思うにそれは、「制約」が鍵なのでしょう。
「制約」があると、我々は数多くの「取捨選択」を迫られます。
つまり、いろいろと「捨て」ないといけない。
「捨てる」とは、重要でない要素を排除すること。
つまり、「捨てる」ほど、より本質に迫っていくわけです。
- 1枚に
- フレームに
- 枠に
- 20字で
…こうした制約ゆえに、私たちは必然的に「必要最小限のエッセンス」に注目せざるを得ません。
実に、見事なカラクリですね。
学び
本ビジネス書を通して、次の学びを得ました。
2種類のペライチ
内心「この本は競合だな」と、半ば敵視しながら読んでいました。
(実に、おこがましい話ではありますが)
しかし、読んでいて、「ペライチ」にも2種類あることに気付きました。
- 構造や全体像を可視化するペライチ
- 本質を抽出するペライチ
構造や全体像を可視化するペライチ
まず、構造を可視化したのが、本ブログでいつもお示ししている「ペライチ」です。
図3のように、いつもブログに添付しているやつです。
これは、構造や全体像を掴むのに、最適な整理だと自負しています。
人は全体像が分からないと、迷子になってしまいます。
※迷子=何がわからないかわからない状態
全体像がわかると、自分の現在地がわかります。
「自分はどこに向かおうとしていて、今どこにいるのか?」
こんな問いに、「ペライチ」は答えを与えてくれます。
本質を抽出するペライチ
一方で、本質を抉り出すためには、本書のフレームが最適なツールといえます。
全体像の核となる「本質=多くの事象に当てはまるよりどころ」を抽出しやすいよう、フレームが設計されています。
実際私も、下図で示したように、「学びの本質」に一歩近づくことができました。
本質とは、言い換えると、「絶対に外せない要素」だと思います。
学びを説明するうえで、欠かせない要素。
それが「制約」だと、今回気づかされました。
事実、忙しい人ほど、実は学び上手。
制限時間があるからこそ、ないときと比べて、テストでのパフォーマンスが上がる。
学びのあらゆる場面で、「制約」がプラスに作用している。
皆さんもいくつか、心当たりがあるのではないでしょうか?
もちろん「制約」以外にも、学びを構成する要素は存在するはず。
例えば、「自分の言葉への置き換え」も、学びの核となる要素のはずです。
「学習とは、思考整理による本質探求そのもの」
学びや学習について、もっと深く「科学」したい。
そう思うこの頃です。
明日から取れるアクション1つ
- 学びの構成要素を因数分解して、上長にフィードバックをもらってみる