この本で解ける疑問は?
- いつまでたっても解放されない「自分探しゲーム」から解放されるためには?
- 就職でも転職でも起業でも使える、「自己理解メソッドの決定版」はないの?
https://www.amazon.co.jp/dp/4046044357
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』って?
本書を読んだ感想は、この一言に尽きます。
「数年間血眼になって探していた探し物がようやく見つかりました」
大学生の就活時代から今に至るまで、次のような悶々とした気持ちを抱いていました。
- どうすれば自己理解を深めることができるのか?
- 「この1冊さえ読めばOK」と言える、決定版は無いものか?
しかしですよ、今回ついに、待ちに待った決定版と出会うことができました。
それが本書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』です。
どこがどのように魅力的な本なのか、余すことなく語っていこうと思います。
(画像をクリックすると、PDFが開きます)
- 重要な公式その1:好きなこと(情熱)×得意なこと(才能)=やりたいこと
「やりたいこと」とは、「好きなことを得意なやり方でやること」を意味する。 - 重要な公式その2:好きなこと(情熱)×得意なこと(才能)×大事なこと(価値観)=本当にやりたいこと
働き方を決めるうえで最も大事な要素が、この「大事なこと(価値観)」。「やりたいこと」をしているときに「大事なこと」も満たすことができると、「これが本当にやりたいことだ!」と思えて熱中できるようになる。 - この公式を解くためには、第1段階として「大事なこと(価値観)」を特定する必要がある。具体的には次の5つのステップを踏むとよい。
①質問に答えて価値観キーワードをリストアップする
②価値観をマインドマップにまとめる
③他人軸な価値観を、自分軸に転換する
④価値観ランキングを作る
⑤仕事の目的を決める - 次に、第2段階として「得意なこと(才能)」を抽出する。具体的には、本書で述べられている5つの質問に答えてみるとよい。2つだけ紹介すると、下記2点である。
①これまでの人生で充実していた体験は?
②最近イラっとした、もしくは心がザワザワしたのは? - そして第3段階として「好きなこと(情熱)」を明らかにする。具体的には本書で述べられている5つの質問に答えてみるとよい。2つだけ紹介すると、下記2点である。
①今お金を払ってでも勉強したいことはありますか?
②本棚にはどんなジャンルほ本が眠っていますか? - 以上の3段階を経て浮き彫りになった「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」を整理することで、「本当にやりたいこと」を抽出することができる。
いかがでしたでしょうか。
この記事のタイトル通り、この「ペライチ」だけではとても魅力を伝えきるのが難しい…それくらいボリュームが大きい、かつシンプルな本でした。
個人的には、現時点で「最もオススメしたい自己理解本」です。
なぜならば、次の3つの魅力があるからです。
- 平易な表現で読みやすい
- 自己理解のメソッドが体系的にまとめられている
- 再現性がこの上なく高い
是非読んでみてください!
学び
試しに軽くやってみた
本書のメソッドを少し試してみました。
それが下記の図表です。
大事なこと(価値観)
私にとって何より大切なのは、頑張りたい人の「有意義に使える時間」を増やすことです。
裏を返すと、頑張っている人が「無駄の多い定常業務」などに時間を費やして苦しんでいる姿が何より許せません。
- 人生の時間が限られている中、優秀な人がなぜそんな「枝葉の仕事」に時間を使わなければならないのか?
- なぜこんな読みにくいメールや資料の読解に時間を割かなくてはいけないのか?
…こんなことに怒りを覚えやすいんですよね。
得意なこと(才能)
昔から理屈っぽくてせっかちな性格なのもあって
- 構造化
- 端的に伝える
- わかりやすく可視化する
- 時間を区切ってクイックに物事を進める
…といったことが得意です。
好きなこと(情熱)
好きなことはこんな感じです。
- ビジネス書
- 漫画(特にキングダム)
- ボードゲーム
- お酒(特に赤ワインと日本酒)
共通項が少ないですね。
これらのことには時間を忘れて没頭することができます。
好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいことは?
全てを掛け合わせると、「ビジネス書の魅力をわかりやすく伝えること」が本当にやりたいことなんだなと、改めて実感しました。
少しでも「良いビジネス書と出会う手間を減らしたい」と思いながら、このブログを書いています。
好き×得意×大事…と全てが重なりあっているので、時間を忘れて没頭できるんですよね。
(まあ、まだまだ趣味の領域を出ませんが…)
…と、見てきましたが、まだまだ分析が薄い気がするので、まずは本書のワークシートを全部埋めてみようかと思います。
その他のオススメ「キャリア本」
キャリアを考えるためには、大きく2つの視点があります。
- 「したい」を具体化する
- 「できる」を具体化する
この他にも、「したいの具体化」「できるの具体化」それぞれに特化したオススメ本もございますので、まずは参考がてら以下に紹介する記事をサクッと読んでもらえると嬉しいです。
「したい」を具体化したい人にオススメしたい本
「したい」は大きく、「何をやりたいか=Doing」と「どうありたいか=Being」に分けることができます。
「何をやりたいか=Doing」をクリアにしたければ、今回ご紹介した『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』が圧倒的にオススメです。
一方で「どうありたいか=Being」を知りたければ、北野唯我さんの『これからの生き方。』がオススメです。心にグサりと刺さるはずです。
【1枚でわからない!?】『これからの生き方。』北野 唯我 - BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで
この本の魅力についてはVoicyにて、実際に北野さんにインタビューして聞いてみました。読んで絶対に後悔しないはずです。
「できる」を具体化したい人にオススメしたい本
「できる」を具体化したいときは、マーケット視点で「世の中から見て、どんなスキルを持った人材が求められているのか?」を捉えておく必要があります。
その意味で、資本市場のメカニズムを押さえたうえで、再現性高く稼ぎ続けるビジネスパーソンになるための思考法を手に入れたいのであれば、『転職の思考法』がオススメです。
一度でも今の会社に疑問を持ったあなたへ!『転職の思考法』北野 唯我 - BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで
一方で、もう少し具体的に「年収1000万を超えるための転職市場の生き抜き方」を知りたい方は『キャリアロジック』を読んでみるといいかもしれません。
転職市場を知り尽くした著者が現実論を包み隠さず教えてくれます。
【1枚でわかる】『キャリアロジック』末永 雄大 - BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで
以上、勢い余ってオススメ本まで紹介してしまいました…
是非、ご自分の関心ど真ん中の本を手に取っていただけますと幸いです。