スキルアップ マインドセット 書評

【要約・書評】『複利で伸びる1つの習慣』ジェームズ・クリアー

この本で解ける疑問は?

  • 「習慣化」するために必要な行動とは?
  • 「習慣化」することのメリットとは?


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『複利で伸びる1つの習慣』って?

例えば、毎日1%ずつ自分を成長できたとしたら、1年後にはどれだけ成長できていると思いますか?

  • 1年間、毎日1%よくなる場合:1.01の365乗=37.78
  • 1年間、毎日1%悪くなる場合:0.99の365乗=0.03

…答えは37倍です。

そう聞くと、毎日1%ずつ成長するためのカギ「習慣化」は是非とも身につけたい武器ですね。

自分が欲しい能力を手に入れるために、新しい習慣を手に入れていく。

こんな風に、自由自在に「習慣化」を操りたい。

そんな思いから、本書『複利で伸びる1つの習慣』を読んでみました。

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(画像をクリックすると、PDFが開きます)

  • 習慣は、自己改善を複利で積み上げたものである。
  • この「習慣化」の根幹をなすのが、習慣ループである「きっかけ、欲求、反応、報酬」の4つである。きっかけが欲求を引き出し、欲求が反応を起こさせ、反応が報酬を与え、報酬が欲求を満たし、そして最終的にきっかけに結びつく。
  • 第一に、「きっかけ」を得るためには、「はっきりさせる」ことが大事。具体的には、1)習慣得点表をつける。現在の習慣に気づくため、書きだしてみる、2)実行意図を使う。「わたしは<いつ><どこで><何を>する」…などの行動が挙げられる。
  • 第二に、「欲求」を生み出すためには、「魅力的にする」ことが大事。具体的には、1)誘惑の抱き合わせを利用する。したい行動と、しなければならない行動をセットにする、2)望ましい行動がふつうの行動の文化に加わる…などの行動が挙げられる。
  • 第三に、「反応」を起こすためには、「易しくする」ことが大事。具体的には、1)抵抗となるものを減らす。良い習慣へ辿り着くまでのステップを減らす、2)環境を準備する。未来の行動がとりやすくなるよう環境を整える…などの行動が挙げられる。
  • 第四に、「報酬」に繋げるためには、「満足できるものにする」ことが大事。具体的には、1)強化を利用する。習慣を完了したら、自分にすぐ報酬を与える、2)「何もしない」ことを楽しくする。悪い習慣を避けるときに、利益が見える方法を考える…などの行動が挙げられる。

いかがでしたでしょうか。

他にも、次のような金言も述べられていました。

  • 習慣+計画的な練習=熟練
  • 満足=結果 - 欲望
  • きっかけ>欲求(感覚)>反応>報酬(感覚)

こういった方程式は、人間にとっての原理原則なのでしょうね。

本書で読んだことを毎日1%でも実践して、複利的に1年37倍の速度で成長していきたいものです。

学び

自分は「欲求」のところで躓きがち

最近は「月曜断食」を習慣化しようとしてますが、どうにも上手く習慣化ができません。

そんな問題意識もあって、今回『複利で伸びる1つの習慣』を読んだわけですが…

読んだ結果、自分がなぜ「月曜断食」を習慣化できないかがわかりました。

それは「きっかけ」から「欲求」を生み出すための行動が取れていなかったためです。

 

断食は、私にとってはただただ「辛いもの」です。

しかし、そのような「辛いもの」を、「誘惑」と抱き合わせで考える必要がありました。

例えば、「断食をした週末は、必ず自分の大好物である〇〇を食べる」みたいなアクションが必要なわけです。

 

…と、このように、「自分は、なぜ習慣化できていないのか」を知るためのバイブルとして、これからの本書『複利で伸びる1つの習慣』を活用していこうと思います。

明日から取れるアクション1つ

  • 今年中に習慣化したいものについて、「きっかけ、欲求、反応、報酬」ごとにアクションを書き出してみる


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  • この記事を書いた人

Yusuke Motoyama

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。年間300冊読むなかで、絶対にオススメできる本だけを厳選して紹介します。著書『投資としての読書』。 Books&Apps(https://blog.tinect.jp/)にもたまに寄稿しています。Amazonアソシエイトプログラム参加中。 執筆など仕事のご依頼は、問い合わせフォームにてご連絡ください。

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